スポンサーサイト

  • 2016.12.19 Monday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -
    • -

    カズ先生の本の旅(2012.7.16)

    • 2012.07.17 Tuesday
    • 15:06
    最近読んだ本で心に残っているのは、椰月美智子「しずかな日々」(講談社)。
    重松清とも違う、失った子ども時代を淡々と、思い出させる素晴らしい本でした。
    湊かなえの「告白」とは真逆で、現代の子どもにこんな思いでたくさん欲しいと思いました。
    映画でいえば「阿弥陀堂便り」。定点観測の阿弥陀堂から見たあの信州の夏の雲に胸を締め付けられて以来でした。
    三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖」1〜3(メディアワークス文庫)。甲府へ向かう時、読む本が欲しくて店頭で買いました。やや軽薄かなと思いつつ。栞子さん、いいね。今風でなくて。数日で読み切り、4が出たら買おうと思いましたが、三上さんの本に対する博学ぶりは、私のようなただの乱読者から見ると本当にリスペクト。
    読み終わった後、漱石の「三四郎」「門」「それから」の3部作読みなおしてしまいました。

    読書仲間のHYさんから勧められたのが薬丸岳の「天使のナイフ」。いくつもの伏線があり、少年法のことあり、筆力感じました。自分にエネルギーないと読み切れません。その後、家内と劇場版「臨場」見ましたが。刑法39条を扱っている割には脚本雑で、かって詐病を扱った「39条」だったかに比べると・・・

    ついでに川柳仲間の読書家、SKさんから紹介してもらった「レインツリーの国」有川浩(新潮文庫)「レインツリー」といえば、大江健三郎の「レインツリーを聴く女たち」しか知らない私にとって、そのブログ名、そしてライトノベル「フェアリーゲーム」の結末をインターネットで共感する若者の話は、それなりに新鮮。
    ひとみさんと大阪弁の伸君の会話は、障害の本でなく、それこそ純愛小説。そこにたまたま中途失聴がからむわけで、その理解しあっていくプロセスの深さに引き込まれました。
    私ごとですが、最近、私が翻訳した「WISC−犬領彎嘉利用と解釈」で一番勉強になったのが、実は[第11章聾・聴覚障害者へのWISC−犬陵用」だったのでなおさらでした。

    東大生の読む本1位「世界史」W・M・マクニール、(中公文庫)世界史と日本史が必修だった私にとっていまさらという感じ。おまけに日本の部分の薄いこと。数行でも書いてあるだけで良しとするなんて・・・。

    カズ先生の本の旅 平成24年4月17日

    • 2012.04.17 Tuesday
    • 14:34
    JUGEMテーマ:最近読んだ本


    日付けをみると結構さぼっていたことが分かります。
    相変わらず本は手当たり次第読んでいます。
    読書記録を付けるだけの律義さなく、読み終わるとどの話も混線してしまいます。

    五十嵐均 「ヴィオロンのため息の―高原のDデイ」 (角川文庫)
     歴史ロマン推理小説。やや説明的で冗長ですが思ったよりも面白かった。
    主人公敦子はなんと68歳。私と同年です。
    しかも、舞台を軽井沢に移したようですが、万平ホテルは昨秋、家内と訪れたばかりで、わずかな接点でも、臨場感があると読みがいのあるもの。
    半世紀の純愛。まさか邂逅できるとは。
    金田刑事の存在は違和感を感じながらも、身近さを感じました。あの時代では。
    もうひとつのDデイというにはやや規模が違いますが。
    最後にドイツ語上達しなかったのに、最後の思いのこもった手紙は何語で書いたのかなと余計なこと考えてしまった。

    私の好きな大崎義生の「九月の四分の一(quatre septembre)」(新潮文庫)はフランス語の意味のとり違いから
    再会できない悲恋もので、逆に前著よりも余韻あります。

    ロバート・ゴダードの「遠き面影」(講談社文庫)ミレニアム風で面白かった。
    主人公ティム・ハーディング、ダイビング事故で死んだケリー、その妹ヘイリー。ハッピーエンドはいいね。
    なんだか人生の出会いってこんなもののような気がする。

    東野圭吾の「夜明けの街で」を本棚から取り出し、読み返した後、離婚経験のある友人にあげた。1度は浮気、2度目からは不倫。自分は決して浮気などしないと言いきる主人公の・・・
    友人はとても重かったそうだ。

    その友人から岡嶋二人の「チョコレートゲーム」(講談社)を薦められた。現代の男の子の思春期、親とのディスコミュニケーション、不登校ぎみだったりするとこれも身につまされる。

    寝る前には、村上春樹の「1Q84」(新潮社)book3を入眠剤代わりに読んでいる。青豆、天吾が自分の周りにいて、夢の世界にいざなわれるのも悪くない。

    というわけで、乱読は続くのです。次の予定は、岡嶋二人の「99%の誘拐」、古典も読み返すつもり・・・

    カズ先生の本の旅 平成24年1月20日

    • 2012.01.20 Friday
    • 15:47
    JUGEMテーマ:最近読んだ本

    ・ミレニアムは3巻まで買って一気に読んだ。久々面白かった。でも読みたいというので貸した友人は積読らしく一向に返してくれない。これ一般反応なのかな。
    ・高嶋哲夫の「M8」「TUMAMI」(集英社文庫)を読んだ。3.11がなければ、小松左京的SFなのだが、2007年にこれだけ洞察力のあるものを書くとは。政治家も東電重役も「みんなあの頃アホでした」という感じ。
    ・続いて ダ・ヴィンチ・コードで一躍名を馳せたはせたダン・ブラウンノ「デセプション・ポイント」(角川文庫)
    米国大統領選挙に絡むアポロ11号並みの科学陰謀物語。スケール大きいね。間違いなく映画化されるでしょう。
    ・続いて アダム・ファウアーの「数学的にはありえない」(文春文庫)未来予知能力SF&CIAもの。確率の授業にはいいけれど、私には余分な話が多すぎ疲れた。ただし下巻のラプラスに関する『ラプラスは人生をふたつのものに捧げた−確率論と天文学だ。「天体力学」のなかで、太陽系を詳細に分析すると同時に、惑星軌道の新しい計算法を提示して見せた。』
    一昨日まで、伊豆大島天文台で、惑星のコンピュータ追尾のなんたるかを痛感してきたので、ラプラスを今知るのも単なる偶然ではなく予定の遭遇だったのかとちょっと感じ入った次第。
    合間にも、何冊か読んでいるが、ここに書く程のものはなかった。

    ところで、友人の息子でDyslexiaの藤堂高直さんが本を出した。某新聞社から書評を頼まれたのであわせ紹介する。
    DX型 ディスレクシアな僕の人生(主婦の友社)
    (書評)
     わが国でも発達障害のある人自身が、積極的に語る姿をよく眼にする様になってきた。著者である藤堂高直さんはLD(学習障害)の中核的なタイプといわれるディスレクシア(読字障害)であることを、高校時代、留学先の英国で診断された28歳の青年である。
    戦国時代から江戸時代初期にかけての武将、そして大名となった藤堂高虎は築城の名手としてもその名を知られる。高直さんの父方の系譜をたどれば、その名の表す通り、高虎の流れをくむだけでなく、これぞDNAのなせる業か彼自身も建築家である。一歩、母方の祖父母は、外交官と芸術家という華麗なる一族でもある。
    しかし、彼のたどった子ども時代は、その特異な個性を家族や友人、教師から認められつつも、決して安穏なものでは無かった。それは、本書の読みどころにもなっているが、育ちのなかで彼が出会った友人達の高直像に見事に示される。「よく言えば好奇心旺盛、悪くいえば落ち着きがない」「非常に専門性の高いよい意味での『偏り』があった」「何かをめがけて静かに、猛烈に、突進していくあの姿」・・・
     今の彼があるのは、ディスレクシアが広く認知されている英国で、建築専門学校への進路が拓けたことと、息子と似た特性を持ちながら帰国子女で、同時通訳の仕事をされながら、彼と似た特徴を持つ青年達を支援するNPO法人「EDGE」の代表をされている母親の深い理解と支援の賜物ではなかったろうか。(日本LD学会理事長 上野一彦)

    カズ先生の本の旅 平成23年12月1日

    • 2011.12.01 Thursday
    • 03:55
    読書感想「最近おもしろいもの読んだ?」の合い言葉

    相変わらず乱読しています。

    * ジェフリ−・ディーヴァー 池田真紀子訳 「ボーン・コレクター」

    K・Sさんから面白いからといただいた本。TVドラマにもなっているライム・リンカーン元刑事と極悪頭脳的犯罪者との闘い。しかもライムは四肢麻痺という設定。映像化されたものよりも原作のほうがはるかにイメージが限定されないのでよいと思っていたのですが、読み始めると・・・
    故意か,偶然か,現場での事故により四肢麻痺になったライムの安楽死願望と生き甲斐を与えてから殺そうとする犯人の壮絶な心理的闘い。原点となる作品で読み応えがありました。

    *HPでも紹介しましたが 市川拓司 「ぼくらは夜にしか会わなかった」祥伝社
    中短編集 登場人物はまさに市川ワールド エッセイと短編を目指しているカズ先生には最後の1行で泣かされたりすると、その台詞何度も口のなかで繰り返してしまいます。

    「もうすぐ、彼に会える。 その悦びに、私はすでに微笑んでいる。」 白い家
    「・・・こんなふうに誰かを好きになることは、もう二度とないのかもしれない。早川、きみが恋しい。」 ぼくらは夜にしか会わなかった
    「木片には、拙い手で、ただ「和子とだけ彫られてあった」 夜の燕

    *スティーグ・ラーソン 「ミレニアム1−ドラゴン・タットゥーの女−」 ハヤカワ文庫
                「ミレニアム2−火と戯れる女−」 ハヤカワ文庫  

    S・Kさんから1の上下を借りたのですが,あまりにも面白くて,旅に出る東京駅の構内の書店で平積みになっているのを見て、手元において置きたく、1、2、あわせて4冊買って、大阪まで連れて行ってしまいました。
    同じ名字の人が多すぎて、最初は苦労するが、ミカエル、リスベットを中心にエリカ、セシリア、ハリエット・・・
    不思議なリスベット。気がつくと彼女がこの本のキーパーソンであることがわかってくる。スウェーデンの性文化は独特であるにしても、なんてそれぞれが魅力的なんだろうか。
    1下、p.347 リスベットのすばらしい映像記憶力
    「アスペルガー症候群かな」と彼は考えた。「ともかくそれに類するものだろう。・・・・」
    しびれますね。やっぱりぼくを捉えるのこ感触、なるほどとうなずいてしまいます。
    2上、p.459 「サランデルは発達障害に加えて人格障害も抱えている」リスベットの辛い生い立ちにすべての鍵がある。

    2巻と連動性が高いという3巻が早く読みたいカズ先生です。


    出先で読む本がなくなり、新潮社ストーリーセラー編集部 「Story Seller」 (新潮文庫) を買ったが、肌合いのちがう作者のオムニバスは、時々何か特をしたように買ってしまうのですが、結局印象に残りにくいものですね。

    やっとH.Yさんお薦めの「M8」手に取っています。

    本当に読む本が枕元に積んであるという状況、ゴージャスというか、リッチというか、何物にも代えがたい悦びです。


    JUGEMテーマ:最近読んだ本


    カズ先生の本の旅 平成23年11月14日

    • 2011.11.14 Monday
    • 07:23
    中島らも「ガダラの豚」1,2,3読みました。
    親友O.A氏の推奨なれど、結局は娯楽小説、それにあんなに人が死ぬのは好きになれません。
    1冊目は、オオムチックで、心理学にも科学より宗教的な輩もいてそれなりにおもしろかった。
    2冊目は、アフリカ紀行として相当な受け売りではあるけれどそれなりに・・・
    3冊目は、ドタバタ劇 サブリミナルもいいけれど味わいなし。

    がっかりしついでに立ち寄った本屋で買った、国内ミステリー第一位、司会者が選ぶ今年のベストワンの呼び声高き(こういうCM帯に惑わされるところがほんとに未熟)、佐藤正牛「身の上話」、これも歯がゆい話で、私には大はずれ。こんな外れの日は性懲りもなく、家に帰って本でも読もう???


    JUGEMテーマ:最近読んだ本


    カズ先生の本の旅 平成23年11月5日

    • 2011.11.05 Saturday
    • 08:06
    今年読んだ本で心に残る主な本を寸評とともにあげてみます

    友人との会話は、「最近おもしろいもの読んだ?」で始まります
    正直、節操もなく、ゴキブリ的乱読 しかも心にヒットするとその作者のものを片っ端から、その後は新作を本屋の平積みから手に取るというのが習性です

    藤沢周平の文庫本は70冊近く、年代順に並べて時々手に取っています。村上春樹、宮城谷昌光、伊坂幸太郎、石田衣良、重松清、海堂尊、森博嗣、横山秀夫、吉田修一、宮部みゆき、篠田節子、そして市川拓司・・・

    そうした私の心にヒットする作者や本にであったときはまさに至福の時、その仲立ちをしてくれた友人は生涯の友です

    では今年を振り返って

    稲見一良(イツラ)「ダックコール」ハヤカワ文庫 O.Aさん推薦
     *森のフィーリップ・マーロウ この作品はイツラの命の結晶ともいえる。次回エッセイで紹介します。
      関連として 「セントメリーのリボン」「猟犬探偵」このあたりまでイツラワールドを堪能
      「男は旗」「ダブルオー・バック」「ソーザップ」で卒業

    島田荘司「奇想、天を動かす」 (光文社文庫) O.Aさん推薦         
     *構想力の大きさ、まさに奇想天外。一般の鉄道ものやら、温泉旅館もの等、垂れ流し、バブルで滓みたいなサスペンスものが多いなか、実に重厚 

    佐々木譲「エトロフ発緊急電」(新潮文庫) O.Aさん推薦 
     *構想力、歴史観抜群 「ベルリン飛行指令」、もちろん「警官の血」そして一連の「笑う警官」「巡査の休日」
    作家ってすごいね 

    レイモンド・チャンドラー、村上春樹訳「ロング・グッドバイ」 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
     *稲見一良で思い出し、村上春樹訳に惹かれて久しぶりに手に取った。ついでに「さよなら、愛しい人」も
      「タフでなければ生きてはいけない。優しくなければ生きる資格がない。」


    これからは読み終わったら記録をつけることにします。

    辻村深月「ぼくのメジャースプーン」(講談社) T.Tさん推薦 10月25日
     *重松清ばりの子どもの世界かと思いきや、湊かなえ風の重さに引きづりこまれた。まさにPTSDと復讐劇。こんな大学生もきっといます。サイコパスっていうのかな。自分にも他人を縛るそんな力かすかにあったような・・・

    高野和明「ジェノサイド」(角川書店) Sさん推薦 10月28日
     *アメリカ大統領、日本の父子、アフリカのピグミーとそれらが現代的テーマの中で必然の結びつきに。一気に引き込まれましたね

    スティーグ・ラーソン ミレニアム1(ハヤカワ・ミステリー文庫) S.Kさん推薦 11月1日
     *いやはや似た名前の間登場人物の多いこと。主人公ミカエルの相棒リスベットに惹かれます。女編集長エリカ、56歳の女校長セシリア、みんなミカエルの性的恋人。スウェーデンの文化なんですかね。しかし展開はおもしろくて上下2冊片時も離したくなかった。おかげで電車は乗り間違えるやら・・・
    なんといってもリスベットはまさしくLD的人物、知的遅れと誤解されてつらい人生を経験するが、天才的ハッカー

    ミカエル「映像記憶能力があるからだね」
    リスベット「そういいうことなんでしょうね。とにかく物事のしくみがすぐにわかるの (中略)異常よね。頭がおかしいんだわ」
    ”アスペルガー症候群かな”と彼は考えた。”とにかくそれに類するものだろう.ふつうの人間には無秩序としか見えないものを前にして、そのなかにあるパターンを発見し、抽象的な論理をも把握する才能”・・・

    カズ先生は、これまでもたくさん小説の中から、発達障害の人々を見つけてきましたがここにも一人いたわけです。
    ミレニアム2,3も読んでみます。


    今後の読書計画(目下枕元に積んであるのは以下です)

    中島 らも「ガダラの豚」(集英社文庫)
    高嶋 哲夫「TSUNAMI 津波」(集英社文庫)
    高嶋 哲夫「M8」(集英社文庫)
    伊坂幸太郎他「I love you」(祥田社)
    椰月美智子   しずかな日々
    ジェフリ−・ディーヴァー  池田真紀子訳 「ボーン・コレクター」

    「最近おもしろいもの読んだ?」「今まで読んだ本で心に残っているのは?」


    JUGEMテーマ:最近読んだ本

    PR

    calendar

    S M T W T F S
      12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    << January 2019 >>

    search this site.

    selected entries

    categories

    archives

    links

    profile

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM