【雑詠】
お前もかゼネコン各社杭打たれ
ある特定の下請けの杭打ち会社の特定の人物に責任をかぶせる毎度の構造。しかし、どんどん広がり、それはゼネコン業界全体に蔓延る構造的隠ぺい体質であることが浮き彫りに。「ブルータス!お前もか」の言葉と共に、業界全体が杭を打たれることになった。
山寺の屋根に落ち葉のお賽銭 (銅メダル)
一一月紅葉、そして落ち葉。「涸れ落ち葉これが札なら大儲け」みたいな感じを品よく屋根に降り注ぐお賽銭と表現してみました。
マイナンバーきっと当たるとしまい込む
サラ川を超えるサラ川を。よくわからないマイナンバー。大切だから失くさないようにと言われるが。「母しまう」だとやり過ぎかと思い、ただ「しまい込む」にしてみたが。
【題詠】「式」
金銀銅あんたら偉いよく耐えた
銅婚式、銀婚式、金婚式を迎える夫婦。めでたいだけでなく、お互いのそこまで費やした忍耐力に敬服。
人生の卒業式がお葬式 (佳作)
そのまんまですね。人生に数ある式の最期の式がお葬式。それを卒業式といってみたが卒業後どうなるのかそこに興味がありますね。
先行きを考え式は地味にする
この式は結婚式。どのような展開を迎えるのか。今や三分の一は離婚するという。派手でバカバカしい結婚式などせずに、地味にやっておいた方がお後がよろしいようで。
11月
【雑詠】
第一席
優秀作出る杭も足りない杭も叩かれる(玄)
第二席
徘徊もついて来るかい影法師(忠司)
第三席
山寺の屋根に落ち葉のお賽銭(和)
お帰りの声が聞けない里帰り(斌)